風しんワクチンを接種する場合、男性も避妊の必要はありますか?

必要はありません。
風疹ワクチンを接種した男性において、風疹ワクチンウィルスが精子で確認された、あるいは、これを起因として、その後、配偶者、もしくは、パートナーなどで先天性風疹症候群を発症したとの文献報告は、これまでのところありません。

風疹ウィルスに対する免疫を持たない男性が風疹に罹患した場合、妊娠中の配偶者やパートナーなどへ風疹をうつす可能性があり、先天性風疹症候群発症を防ぐためにも、男性が風疹ワクチンを接種して免疫を持っておくことが重要です。

また、妊娠中の女性が麻疹(はしか)に罹患すると、流産や早産に繋がることから、パートナーである男性は、風疹とともに麻疹の免疫を確実にしておくことも大切です。

麻疹に罹ったことがなく麻疹ワクチンを2回受けていていない場合は、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)を選択することが奨められます。