5月病の正体は?

Medical Tribuneという医療者向けの情報誌に興味深い記事が載っていましたので抜粋引用させて頂きました。



獨協医科大学越谷病院 こころの診療科 井原裕教授

ゴールデンウィーク明けの体調不良には「起立性調節障害」に該当するものがありますが、その本質的な問題は「睡眠相後退」です。

GW中、本人の睡眠相が後退(遅寝遅起き)してます。そして、GW明けに本来の社会生活に合わせようとして、体内時計に時差が生じ、そこから心身の不調が生じるのです。

すなわち、午前中強く、夕方から夜にかけて軽快する心身の不調は、睡眠相後退による時差ぼけが原因です。

起床時刻の一定化、つまり「頑張って早く起きるように促す」ことをしない限り、治療になりません。

その方法は、時差ぼけ是正と同じで「一日に一気に」が原則です。

1日や2日の体調不良は承知の上で、睡眠相を思い切って前倒しすればいいのです。

引用ここまで。



つまり、いつも通りの時間に起床して昼寝はせず、早めに寝ることで生活リズムを取り戻すということですね。


もちろん、全てが上記で説明できないこともありますし、本当に身体が疲れていときは十分な睡眠が必要ですが、GWのように休みが続く場合は要注意ですね。