夏バテとビタミンB1
ダブル高気圧が去って少し過ごしやすくなりましたが、本格的な夏はこれからです。
夏バテの原因の一つにビタミンB1不足が考えられます。
ビタミンB1が不足すると糖質がうまくエネルギーにならないため、食欲がなくなったり、疲れやすい、だるいなど夏バテのような症状になってしまいます。
ビタミンB1は酵母、穀類の胚芽、もやし、豆類に多量に含まれているので、現代の日本人の標準的な食事をとっているかぎりB1欠乏になることは少ないと考えられています。
しかし、精米して胚芽をとり除いた白米にはB1はほとんど含まれていないので、白米ばかり食べているとB1欠乏となる可能性はあります。
また、最近インスタント食品の利用増加にともなって、ビタミンB1摂取不足が報告されています。
多忙な人や激しいスポーツをする人ほどエネルギーを活発につくって消費していることから、体内でビタミンB1が不足しやすくなります。
豚肉をはじめ、ビタミンB1の多い食品を積極的にとるようこころがけましょう。